アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)とは

アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)とは

組織がアンコシャス・バイアス(無意識の偏見)へ取り組むべき理由[パクの視点]

公平性と客観性を確保することにより、特定の属性が優位になることを是正し、全社員が能力をフルに発揮できる組織を築くため。
そうすることにより 

  1. 組織パフォーマンスが向上する
  2. 誰もが受容され、活かされる風土が浸透する(インクルージョン)

近年、ダイバーシティ分野において世界的に注目されているのが、アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)です。

偏見(バイアス)とは

アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)とは

英語では、unconscious bias、implicit bias、hidden bias
日本語では、無意識の偏見、アンコンシャス・バイアス、また無意識バイアスと呼ばれています。

アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)とは

一般的に人は、自分には良識があり客観的に物事を判断できるので、「偏見(バイアス)を持っていない」と思っています。しかし、脳科学の進展により、人間はみな偏見を持っていることがわかりました。

私達はつねに瞬間的に事実やデータに基づかず、人や集団を判断します。
偏見(バイアス)自体は悪くないのですが、十分な根拠なしに行うため、正しくないことが多々あります。そのため、偏見はさまざま場面での意思決定にゆがみを与え、まちがった判断に導いてしまうのです。

アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)の例

アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)が注目される背景

アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)への問題意識は長年ダイバーシティに取り組んでいる米国から始まりました。ダイバーシティの推進により多様な人材の社会進出が進み、女性や他のマイノリティの存在感が組織でも増していきました。
ジェンダーを例に挙げると、多くの組織での女性雇用が増え、女性の中間管理職比率も高まりました。ところがその後は上級管理職層の女性が増えず、ダイバーシティの進捗は鈍化していったのです。

その要因を究明すべく、数多くのリサーチが行われそれらの結果より、アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)が組織へ望ましくない影響をもたらし、ダイバーシティ推進の阻害要因となっていることが示されたのです。

リサーチより明らかになったポイント:

  1. 人間はみな偏見(バイアス)を持っている
  2. アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)が、意思決定や評価にゆがみを与え、他にもさまざまなネガティブな影響を職場にもたらしている
    【組織への影響】意思決定、採用、評価、昇進、仕事のアサイメント、などの人材マネジメント
    【個人への影響】日常的に取るささいな言動となって現れ、職場の人間関係やパフォーマンスを悪化
  3. アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)の影響は抑えることができる

ダイバーシティを前進させるには、多様な状況でもたらされるアンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)の影響を削減することが不可欠ですが、アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)を完全になくすことはできません。良いニュースは、偏見の影響を乗り越えることはできるのです。

アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)の影響を抑えるために

個人ができること

組織ができること

革新的な企業は社員の意識を高め、それに対して行動を起こすことができるよう、第一ステップとして、アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)研修を実施しています。

日本のジェンダー・ダイバーシティを前進させるために

ジェンダー・ダイバーシティに関して、日本では中間管理職層でさえ女性比率が極端に低いことを踏まえると、「無意識」だけでなく「意識」の偏見の影響も大きく、状況は海外よりさらに深刻です。

女性の活躍を阻害する主な要因として指摘される①長時間労働や②仕事と家庭の両立問題もありますが、それらが解決しても、アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)に対する取り組みを行わない限り、女性活躍推進が頭打ちになることは、欧米の状況からも推測されるでしょう。

社会全体で取り組むべきテーマ

誰もが機会を均等に与えられ、公平に評価され、受容される環境作りに向けて重要なのは、社員の偏見への意識を高め、行動変革につなげること。

長年かけて海外で数多くのリサーチが行われているアンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)は奥が深く、ビジネスのみならず、社会のさまざまな領域にも関わる重要なテーマです。

まさに今日本でも、組織、自治体、教育機関、そして個人が問題意識を高め、真剣に取り組む時期に来ているのではないでしょうか。

世界で著名なアンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)テスト、
Implicit Association Test(IAT)が無料で受けられます!

ハーバード大学とワシントン大学の研究者が開発したIATは、自身のアンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)レベルを測定するテストで、世界で1600万人以上の人が受けている実績があり、信頼度の非常に高いセルフチェックのツールです。

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https://implicit.harvard.edu/implicit/japan/

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